研究で必要な雑多な知識をごった煮で
プロフィール

termoshtt

Author:termoshtt
大学院生
専攻:流体物理学
Editor: vim
Language: C++,python

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --:-- スポンサー広告 TB(-) CM(-)
今回はLuaTeXの機能を使ったパッケージを作成する。

LuaTeX用のパッケージを作るということはLuaが使えるということである。
これはだいぶ喜ばしい事だろう、多分。
というのも、普通のplatex用のパッケージもろくに作った事ないので、
嬉しさがピンとこない。

それはさておき、Luaの機能を使ってパッケージが作れる。
Luaにあって、TeX単体では難しい作業ということで、
今回は.csvファイルから表を作成するパッケージを作る事にする。
\csvToTable{"filename.csv"}と書くと、
filename.csvを読み込んで、tabular環境の表を作ってくれる関数をつくる。
TeX単体でできるとかできないとかは不明。
とりあえず奥村先生の本にはのってない。

Luaには標準のfile ioが備わっているので簡単にできるはずである。
csvをパースするのはLuaの公式HPから拝借する

function fromCSV (s)
-- 公式のHPより拝借
s = s .. ',' -- ending comma
local t = {} -- table to collect fields
local fieldstart = 1
repeat
-- next field is quoted? (start with `"'?)
if string.find(s, '^"', fieldstart) then
local a, c
local i = fieldstart
repeat
-- find closing quote
a, i, c = string.find(s, '"("?)', i+1)
until c ~= '"' -- quote not followed by quote?
if not i then error('unmatched "') end
local f = string.sub(s, fieldstart+1, i-1)
table.insert(t, (string.gsub(f, '""', '"')))
fieldstart = string.find(s, ',', i) + 1
else -- unquoted; find next comma
local nexti = string.find(s, ',', fieldstart)
table.insert(t, string.sub(s, fieldstart, nexti-1))
fieldstart = nexti + 1
end
until fieldstart > string.len(s)
return t
end

これでコンマで区切られたデータを分割できる。
次にファイルを読み込んで各行を上の関数に渡す関数を作る。
file ioに関してはこのあたりが詳しい。

function readCSV(filename)
local f = assert(io.open(filename,'r'))
data = {}
count = 1
while true do
line = f:read("*line")
if line == nil then break end
list = fromCSV(line)
data[count] = list
count = count + 1
end
return data
end

これでファイルを読み込んで、csvをパースする所までできた。
Luaの基本的な機能だけでごくごく簡単な作業だ。

さていよいよパースしたデータから表を作成する

function csvToSimpleTable(filename)
data = readCSV(filename)
-- とりあえず先頭のdataの要素にあわせておく
local len = #data[1]
local tab = '{'
for i = 1,len do
tab = tab .. "r"
end
tab = tab .. '}'
tex.print("\\begin{tabular}" .. tab)
for i,list in ipairs(data) do
local line = ""
for j,val in ipairs(list) do
if line == "" then
line = val
else
line = line .. '&' .. val
end
end
tex.print(line .. '\\\\')
end
tex.print("\\end{tabular}")
end

LuaからTeXの入力を行うにはtex.print(...)を用いる。
Luaでは文字列の合成は..で行うことと、#dataがデータの個数
(pythonでいえばlen(data))になっていること、
LaTeXの文字列をエスケープする必要がある事に注意すれば、
そう変なことはしていない。

これでLuaの方は完成である。
TeXの方は.dtxと.insファイルを作る。
これについては次回まとめる事にする。
特にLuaTeX用に工夫すべき点は、上記の関数の書いてある.luaをどこで読み込むかで、
.dtxの上の方でのように書くといいと思う。

%\directlua{dofile('csvReader.lua')}

あとは普通に

\newcommand\csvToSimpleTable[1]{\directlua{csvToSimpleTable(#1)}}

のように定義すれば使える。

>>4に続く。
2011/12/04 04:55 TeX TB(0) CM(2)
コメント
No title
こんにちは.

LuaTeX は TeX マクロがよくわからなくても,Lua スクリプトで処理が書けるのがありがたいですよね.

ちなみに,
> TeX単体でできるとかできないとかは不明。
ちょっと調べてみると,csvsimple.sty とか csvtools.sty とかがあるみたいです.
2011/12/06 06:25 kmaeda URL [ 編集 ]
Re: No title
kmaeda さん、コメントありがとうございます。

> ちなみに,
> > TeX単体でできるとかできないとかは不明。
> ちょっと調べてみると,csvsimple.sty とか csvtools.sty とかがあるみたいです.
御教授痛み入ります。
TeXでも\openinとかでファイル読めるんですね。勉強になります。
2011/12/06 18:24 termosh URL [ 編集 ]















 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
http://termoshtt.blog110.fc2.com/tb.php/16-b2d14062
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。